みなさん、こんにちは。ゴウハウス広報の石川です。

前回から引き続き、弊社AIエンジニアさんが入社から一年でAI開発のチーフエンジニアになった秘話の第三話「つかんだものを離してごらん」をお届けします。

さっそく弊社AIエンジニアの本間さんを紹介します!

本間 慶之(ほんま よしゆき)

テニスインストラクターの道をまっしぐら!しかしそれだけでは食っていけず前職は都内でwebサービスのエンジニアとして1年サラリーマン。一念発起してAI開発に身を投じ、ゴウハウスでAI開発のノウハウを学ぶ。入社して2年目でAIミドルエッジの責任者。

ダメ!属人化!

──属人化ですか…。どのような状態なんでしょうか?

私が仕事に慣れてきた頃、技術力にそこそこ自信がついてきていたんです。その自信を強く持ちすぎていて、任された開発を独占して自分しか進捗がわからないようにしてしまいました。その状態を属人化と呼んでいます。

──その属人化の状態はどうやって抜け出したんですか?

他のメンバーにその開発を引き継ぎ、自分以外の人もその開発の内容について情報共有するようにしました。そして、私は新しいAIの開発に携わることになりました。新しいAIを開発できることにとてもワクワクしたことを覚えています。

──新しいAI開発に前向きに取り組めた理由は何でしょうか?

ある程度自分でAIを開発できるようになったことによって、自信がつき新しいことへのチャレンジもポジティブに考えられるようになりました。一度AIをつくれたのだから、新しいAIもきっとつくれると考えられたんです。

何度もつくりなおすことで見えるものがある

──新しいAIの開発中に挫折などしましたか?

まず、課題が山積みだったことが辛かったです。何をどうつくれば良いのかわからなかったし、考えても考えてもよい案が生まれなかったことに焦りも感じていました。最初は前向きに捉えていた新しいAIの開発も、焦りとともに「やったことがないのだから、できやしない」という気持ちに変わっていってしまいました。

──打開策はなんだったのでしょうか?

私が焦っているのを見た代表がヒントを出してくれたことで、自分の中でアイデアがどんどん湧いてきました。それからは開発をしながら検証の連続でした。コードを書いては消して書き直すという作業を繰り返していました。

手戻りバンザイ!

──手戻りするとくじけそうになりませんか?

多少はあります。でも、二度手間をすることで得るものがたくさんあったので、とても良い経験になりました。つくり直すことで、ミスを発見できたり、失敗しないようなフレームワークもつくることができます。手戻りは失敗ではなく経験です。

──やっぱりコツコツと作業を繰り返していくことが近道なんでしょうか?

そうですね!前回の記事でも少しお話ししましたが、何事も足元のことからコツコツと片付けていかないと進まないと思っています。それを面倒臭がらず淡々とこなしていけると仕事が早く進むし、スキルもいつの間にか身に付きます。

──開発において手戻りがポイントですね!貴重なお話ありがとうございました!